小さな庭から~まずは一段落~

4月23日 午後から陽射しあり

何日か前、バスの車窓から道路沿いのハナミズキが咲き始めていたことに気がついた。

梅から桜、辛夷モクレンまでは春を待つ気持ちから注意して見ていたが、春がいざ始まってしまうと、そのスピードに追いつかない心境の自分だったのだと思った。

結局、根無し草の最期はこうなるのだと痛感した。
そうしたくなかったから、今日まで虚勢と意地をはって生きてきたのだが、運命に負けたと言ったら大袈裟で、そんな人ばかりではないと知っているが、やはり、ここまで来たら降参するしかなくなったのだ。

墓じまいについて、千葉のお寺さんに相談したのは1月中旬だった。
墓じまいと言っても、ウチの場合は墓所は買ってあるものの、経済的な理由から墓石の建っていない墓の事。

お寺さんの本堂には、長年その時を待つご遺骨が二つ安置されていて、ご住職はウチは大丈夫ですよと言って下さるのだが、わたし自身の先に不安があった。
そして何よりもご遺骨を預かって頂いてあまりにも長い年月が経っている事がわたしを責め続けていたからだ。

春のお彼岸が過ぎて暖かくなったらお運び下さいの約束通り、4月初めにこれまでの経緯と自分の考えをご相談しに千葉に出向き、ご住職から、こうしたらいかがですかの案をご教示を頂いた。

そして4月21日、二つのご遺骨は観音様の足元に納められ母の遺骨は手元供養する為に少し分けて頂いた。
帰りの電車は母と隣り合って座り、お母ちゃんが特急に乗るのは初めてだねぇと心の中で話し掛けた。
もうこれでいいよねとも。

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この二度の千葉行きの際には、乗り継ぎの不案内を心配して相方が見送りに着いて来てくれたり、地元では舎弟と親友が足となって助けてくれた。

ご住職は、同年齢でもありわたしの身の上も状況もよくご存知なので、本当に親身に温かく接して下さり、最善のご供養をして下さった。

今、わたしに寄り添い、耳を傾けてくれる人達が居る事に感謝するばかりである。
人は一人で生きているのではない。誰かが居てくれるから生きていける。



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