八月末記

雑念をふりきって仕事を終えた帰り道、いつもと違う風に空を見上げた。
今夜はブルームーン。八月の初めと終わりに二度の満月。
月の色が青いのではなく、ひと月に二度の満月は珍しく、稀なことから、ブルームーンと呼ぶ。
ブルーローズというバラもあったっけ。
次に見られるのは三年後とか。次も見られるかなあと電車待ちしてる間も月を見上げていた。
ブルームーンを知っていたのか、若い女性が一生懸命デジカメの調整をしていたが、あれからうまく撮れたのだろうかとそれぞれの街へ向かった。

フィリピンで大地震発生。日本各地に津波注意報が発令されるが被害は無し。
明日は「防災の日」。

この夏があまりにも暑すぎるからだろうか。
何かをやりたい、どこかへ行きたい、気持ちをしっかり持ちたい。
それらの事がとても億劫になり、こうして毎年一つずつ歳をとっているんだなあと実感する。
遅い出勤なのだからゆっくり寝ていれば良いものを、これも歳のせいとするか。ただの貧乏性か。




避けているのを気づかれないようにしている息子と

気づいていても知らないふりをしているわたしと

かつての母とわたしと同じように

いつしか越せない河ができていた

今年の夏の結末